カテゴリー
IoTチーム日記
育休
家庭
テキスト
投稿日
Dec 1, 2022
この10月から人生で初めてパパをやっています。IoTチーム賀来です。
 
Fusicのご多分にもれず、パパ育休を頂きましたので、そのレポートをしたいと思います。この記事は「パパの育休ってなんで必要なの?」と、育休前の僕と同じようなことを思っている方に特に役立つかもしれません。
 

パパの育休がなんで必要なのかわかってきた

「男が育休取ってもやることなくない?」と思っていました。おっぱいも出ないし、ワイフも育休で家にいるわけなので、その他のお世話も基本的にはワイフ1人で回るでしょう、と。
 
フランス人の友人からは「日本って男性は育休とりづらいんやろ?」と聞かれたりして、この国は海外からやはりそういうイメージを持たれているらしいですが、Fusicでは「育休取るよね?いつ取る?」と、自分からお願いする前に向こうから「取るよね?」前提で聞いてきてくれます。自身も育休を取っていた人であればまだしも、きっと育休が普及していない頃に育休なしで育児をしていただろう先輩方もそういう感じでした。ありがたや、です。
 
そんな、父親育休取得率100%(たぶん)のFusicにいて、長いものには巻かれるような感じで、とりま1ヶ月取ってみるかーという感じで取得させていただくことにしました。
 
そして今、その1ヶ月の育休が終わりましたが、今の感想としては「うん、父親の育休って絶対必要だね」です。育休がない時代は、どうやって家庭が成立していたのだろう…。
 
パパが育休を取る意義は3つあると思いました。
1、ワイフを休ませる
2、子供がいるという新生活への切り替え準備
3、子供、家庭に向き合う
 

1、ワイフを休ませる

父親が育休を取る意義はほぼこれなんだと思います。出産は交通事故と同レベルのダメージを負うとはよく聞きますが、でも、うちの場合、ワイフは退院後、結構動けていました。子供の世話したり、家事をこなしたり、赤ちゃん用品を買いに外に出かけたり。見た目もボロボロな人なら、休ませなきゃとはすぐにわかりますが、そういう状態なので「なーんだ大丈夫なんじゃん。俺育休いらなくね?」と思っちゃいました。
でも、いくら母親が動けても産後1ヶ月は安静にすべきなんだそうです。この時期にきちんと体を休ませておかないと、更年期障害の原因にもなるんだとか。怖いですね…。実際ワイフも、動けてはいるものの、身体中が痛いと訴えていました。いや、現在進行形で訴えています。
新生児を世話すると、デフォルトで毎3時間、1時間弱は授乳で消えます。ミルクも作ったり哺乳瓶消毒したりと工数多いし、母乳も最初はとりあえずおっぱい出しとけば自動的に吸ってもらえるという単純なものではないようです。「授乳訓練」という言葉がある通り、トレーニングしなくてはならないものみたいです。さらに母乳はナマモノなので、最初は出なかったり、出るようになるまでに時間がかかったり、供給過多になって乳が痛くなるなど、悩みが尽きない模様。うちも軌道に乗るまで時間がかかりました。
notion image
その他の時間は、おむつを無限に替えたり、「オムツ漏れない宣言」とパッケージにあるオムツからおしっこetcが漏れて、服を全着替えさせたり、泣いているのをあやしたり、親がご飯食べたり家事したり。そんなことをこなしていると、もう次のミルクタイムが来ます。その無限ループ 😇
 
授乳という母親にしかできないタスクに集中してもらい、それ以外はなるべく体を休めたり、気晴らしに外出してもらうなどの時間を作ってあげるためにも、父親ができることは父親がやると良いです。ミルクの授乳をする、オムツを変える、風呂に入れる、家事をする。ただ僕は風呂入れは向いてなさそうだったので、やめました。
 

2、子供がいる新生活への切り替え準備

今まで人生の転機はちょいちょいありましたが、子供が生まれたことは大転機でした。ガラッと生活が変わります。
 
まず赤ちゃん用具が必要になってきます。事前にある程度揃えてはいても、都度もっと必要なものが出てきたりします。家具も再配置です。洗濯が超絶増えたので、ドラム式洗濯機を買うという設備投資も即決しました。最初は特にバタつきます。第一子であれば、なおさらなんでしょうね。
 
そして家族との連絡が増えます。家族や親戚にいろいろ連絡、報告、相談をしたり、お祝いをもらったり、お返しをしたり、祖父母が孫の顔を見に家を訪ねてきたり。
 
こういった新しい生活への体制を整える準備の時間として育休がもらえたのはとてもありがたい事だと思います。
notion image

3、子供、家庭に向き合う

今まで仕事と趣味にばかり時間を費やしてきたので、育休に入る前、仕事を離れるのが正直怖かったです。昔から休暇を取るのが下手な人間でした。1ヶ月近くも仕事を離れるのは初めてでしたが、子供ができたおかげでこういう体験をすることができました。貴重な体験だと思います。
自分の子供って、めっちゃくちゃかわいいです。どれくらいかわいいかというと、父親である僕が、実の息子にM2Mでキスしたい衝動を抑えるのが必死なレベルです。(私は完全なヘテロセクシャルです。)また、どんなに夜中にギャン泣きされても、オムツを替え終わった瞬間に連続でおしっこ、うんちされるというオムツチェーンを強いられても、かわいいとしか思えません。(今のところ)
最近は一人で外出していると、早く家に帰って子供に会いたいと思うようにまでなってしまいました。
育児って、ミルクとオムツとお風呂と睡眠をケアして、産婦人科で検診を受ければ、一応最低限クリアはできるんだと思います。それさえクリアした上で赤ちゃんが泣いていることがあっても、放っておいてもいいらしいです。でも、全力で泣いている無力な生物を毎回放置するという所業もサイコパスでない限りなかなか難しいものです。子供を抱いて歌ってあげたり、話しかけてあげたり、公園に外気浴に連れていってあげたり。何の役に立つのかはわかりませんが、貴重な体験だと思います。
notion image
また、子供はナマモノなので、対処の正解がわかりません。僕自身、軽度の潔癖症が災いになって、うんちの後のお尻を拭きすぎて赤く腫れさせてしまったり。ミルクを上げるのも、赤ちゃんが毎回同じ食欲ではなかったり、まだ満腹中枢が未発達らしいので、どれだけあげるのが正解なのか手探りです。
 

最後に

パパ育休はとてもありがたかったです。
取得するタイミングは、里帰り出産でないのであれば、ワイフが退院して帰宅した日くらいからが良いと思います。(僕はチームリーダーからそういうアドバイスをもらっていたのにも関わらず、自分の中でうまくその意味を咀嚼できず取得開始が少し遅れてしまいました。)
 
Fusicはパパの育休取得率100%だと思うので、なんだか当たり前みたいな感じではありますが、快く育休を取得させてくれる会社、チームの皆様に本当感謝です。
 


 
Loading...