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relightlocal
地方だからできる
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投稿日
Sep 19, 2024
こんにちは!株式会社Fusicのエバンジェリスト、清家史郎です。 2024年8月9日・10日に愛媛県松山市で開催された「re:light local」のイベントレポートをお届けします。 本イベントは「地方だからできる!AWS 活用のポイントと導入事例」と「地方エンジニアのための AWS ハンズオン 〜生成系 AI を使った開発力強化のポイント」という2日間にわたる充実した内容で、弊社Fusicも共催企業として参画しました。 地方でのクラウド活用を推進するコミュニティとして、「re:light local」は、地域のIT企業やエンジニアを中心に、地方だからこそ直面する課題をAWSの技術でどう解決していけるかを議論し、 共有する場を提供しています。 私たちFusicも、地方に根ざしたクラウドソリューションを提供してきた経験を持つ企業として、この取り組みに共感し、イベントに共催しています。 ここでは、Fusicの目線から見たイベントのハイライトと、それぞれのセッションで感じたこと、そして今後の展望についてお話ししたいと思います。

Day 1: 地方だからできる!AWS 活用のポイントと導入事例

イベント初日は、地方のビジネスに焦点を当てたAWS活用事例のセミナーがメインとなりました。 地方特有の課題に対するAWSのクラウドソリューションをどのように活用しているか、実際の事例を交えながら紹介され、非常に興味深い内容でした。 参加者は地元企業のビジネスマンやエンジニアが中心で、地域でどのようにクラウドが使われているか、具体的な課題解決の事例を共有できたことが大きな収穫でした。 私も「福岡 AWS 事例 〜顧客と一緒に創る九州のAWS構築&内製化事例〜」というテーマで講演を担当しました。 Fusicがこれまで手掛けてきたAWSを活用した福岡地域の事例を中心に紹介しました。 クライアントと密接に連携しながらシステムを構築し、継続的に運用をサポートしていくプロセスを共有することで、地方企業がAWSを使って自社のビジネスを成長させる手法を具体的に示すことができました。 福岡に限らず、地方でのクラウド活用は多くの可能性を秘めていますが、同時に地域特有の課題に直面することも少なくありません。人材の確保やクラウドの導入コストに関する懸念など、地方ならではの難しさもある中で、Fusicがどのように顧客と協力して課題を乗り越え、成功に導いているかについて具体的な事例を交えてお話ししました。他の登壇者からも、東北や鹿児島のAWS活用事例が紹介され、地方それぞれの特性に応じたクラウドソリューションの重要性が議論されました。 特に印象に残ったのは、地方でのクラウド活用は単なる技術の導入に留まらず、地域の成長や持続可能なビジネスの発展にどれだけ貢献できるかという点です。福岡の事例でも、クラウドを使った効率化やコスト削減だけでなく、新しいビジネスチャンスを創出するための基盤づくりが重要であることを強調しました。このような地方独自の視点を持ちつつ、地域に密着したクラウドソリューションを提供することが、今後ますます求められていくと感じました。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 春田 真志様
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 春田 真志様
株式会社クエイル 代表取締役 池田 武尚様
株式会社クエイル 代表取締役 池田 武尚様
株式会社ヘプタゴン 代表取締役 立花 拓也様
株式会社ヘプタゴン 代表取締役 立花 拓也様
株式会社Fusic エバンジェリスト 清家 史郎
株式会社Fusic エバンジェリスト 清家 史郎

Day 2: 地方エンジニアのための AWS ハンズオン

2日目は、エンジニア向けのAWSハンズオンワークショップが実施されました。 この日は、AWSの生成系AIサービスをテーマに、Amazon BedrockやAmazon Qを使ったAIアプリケーションの構築を体験する場となりました。 私はAmazon Bedrockのワークショップを担当しました。 生成系AIは、今後のビジネスや開発において非常に注目されている技術分野であり、地方でもそのニーズが高まっていることを改めて実感しました。 特に地方企業では、人手不足や専門技術者の少なさが課題となっていることが多く、AIを活用することで業務の効率化や新たなビジネスチャンスの創出が期待されています。 参加者の皆さんも、実際に手を動かしながらAI技術に触れることで、その可能性を感じ取っていただけたのではないかと思います。 ハンズオンの中では、Amazon Bedrockを使った生成系AIアプリケーションの開発プロセスを学ぶ過程を見守ることができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

地方とのつながり、コミュニティの力

今回のイベントを通じて、地方とのつながりをさらに強化することができました。 re:light localのコンセプトである「地方だからできる」というメッセージが地方にこそ広がっていることを実感しました。 懇親会では、参加者との直接の対話を通じて、地方企業が直面している課題やニーズについてより深く理解することができました。地方のIT市場は大都市に比べて規模が小さいため、技術的なサポートやリソースが不足していることが多いですが、こうした交流の場を通じて、Fusicとしてもどのように支援できるかを考える良い機会となりました。

今後の展望

今後もFusicは、地方でのクラウド活用を推進し、地域に貢献することを続けていきます。 次回のre:light localイベントでも、さらに進化したクラウド活用の事例を共有し、地方企業やエンジニアの成長を支援していく予定です。 地方ならではの課題を解決し、地方から生まれる新しいビジネスモデルを一緒に構築していきましょう。 最後に、今回参加してくださった皆さん、そして主催者の皆さんに心から感謝を申し上げます。 今後もre:light localの活動に注目し、Fusicも積極的に参加していく所存です。 地方からクラウドビジネスを盛り上げていきましょう!


 
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