ユウキはアルバイト帰りに疲れた足を引きずりながら、寄り道したカフェで一息つくことにした。柔らかな照明の中、彼はコーヒーを啜りながらツイッターを眺めていた。 この日も、画面にはさまざまなアーティストや芸大時代の友人たちの投稿が流れていた。 突然、タイムラインに現れた素朴な絵が彼の目に止まった。その絵は下手ではあったが、独自の魅力に溢れていた。ユウキはしばらくその絵を見つめていた。 「なんか、いいな…。」と、思わず口からこぼれる。ずいぶん昔に絵を描いていたころの記憶が甦ってくる。 彼は、その絵の作者である「ミユキアート」という若い絵師のアカウントをフォローした。 彼女の投稿をさか