カテゴリー
Culture
良書探究会
勉強会
テキスト
投稿日
Dec 9, 2022
みなさん、MMTって聞いたことありますか?
IoTチーム賀来です。
 
2022年12月8日、良書探究会がありました!
 
良書探究会とは「みんなで良さげな読んで、感想言い合おうぜ!」というありがたーい会です。
1,2ヶ月間隔で絶え間なく開催され、なんと今回は74回目です!すごい継続力。
 
過去の様子はこちらからどうぞ。
 
今回の本は浜さん(副社長の浜崎)の推薦、中川剛志著の「目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】」です。
 
前回”DIE WITH ZERO”の回では、たくさんの参加者で賑わいましたが、今回は蓋を開けてみたら、納富さん、浜さん、私。なんと3人だけ。(どうりでSlackのチャンネルで「明日は良書探究回ですね!」と投稿しても、ノー絵文字リアクションなわけだ。)図らずも、役員お二人を独り占めしてしまいました。
 
さて本書の評価ですが、星5点満点中、平均4.3の高評価でした。
 
この本、タイトルだけではわからないのですが、「現代貨幣理論(Modern Monetary Theory)」、巷ではいわゆるMMTと言われている経済理論の教科書になります。この経済理論、世の中では結構賛否様々な議論があるようですね。
 
本書では、自国通貨建ての国債をいくら発行しても財政破綻はしない、デフレ下では政府による無駄な公共投資も何もしないよりはマシ、日本の財政赤字は多すぎるのではなく少なすぎる、消費税は財源確保のためではなくインフレを抑制するためのもの、貨幣は負債の一種、銀行は私たちの預金を元手に貸し出ししているわけではない…などなど、タイトル通り確かに目からウロコの主張が繰り返されます。
 
今までなんとなく信じてきたことと違いすぎて、どこまで本当に正しいかはわからないですが、一つの経済に関する知識がついた、経済ニュースが理解しやすくなった、そしてその報道を鵜呑みにせず多面的に見るようになったなどの感想が挙げられました。
 
この本の中では、具体的な経済学者の名前を挙げて容赦のない批判も繰り広げられます(笑)。このことから、経済界では、激しい、時に感情的な論争が行われていることが想像できます。納富さんからは、もうAIなどのコンピュータに経済政策の最適解を計算させて、人間のそういう不毛な争いは終わらせられないかとIT企業の社長らしい発言。
一方、浜さんは、「この本は正しい!」を連発していました。本の推薦者としての立場上そう仰っていたのか、本気なのかわからないですが(笑)
 
このように良書探究会は、経営陣の二人はじめ会社のメンバーと、直接的な仕事の話ではない、単なる雑談でもない、興味深いトピックを話せるとても貴重な取り組みです。
 
社員のみなさん、良書探究会は意識高い系の会合ではないので、ぜひ気軽に参加してくださいね!
(参加するなら、本の費用は会社持ちだし 🙏✨)
 


 
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