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投稿日
Sep 4, 2024
どもども、久しぶりに記事書きます、Fusicのソリューションセールス兼エバンジェリストの
Shinshin
Shinshin
(室井)です。
 
今回は、僕が過去3年担当している多国籍インターンシップの思い出を振り返りたいと思います。
 

そもそも多国籍インターンシップってどんなの?

 
そもそも何の話やらと思う方がいると思うので、Fusicが各年ホストカンパニーとして参加している多国籍インターンシップについて軽く説明すると、
  1. 九州大学発の起業家精神育成コース - QREC - という団体があり、毎年8月に日本・海外から様々な国籍・バックグラウンドの学生が参加する短期インターンシップを主催している。
  1. 学生は複数あるホストカンパニーにそれぞれ派遣され、そのホストカンパニーのビジネス課題の解決案を考え、最終的に発表する。
  1. 使用言語は英語(日本の学生も参加するが、日本語も一切禁止)。
  1. Fusicでは過去に、香港、中国、マリ、スウェーデン、パキスタン、タンザニア( + 日本 )など、様々な国籍の学生が参加。
    1. (今年の学生たちの飲み会写真)
      (今年の学生たちの飲み会写真)

なぜ、僕(室井)がやる?

僕はインターナショナルなバックグラウンドがあります。「僕、純粋な日本人だよね?」って聞いたら、学生に即座に全否定されるくらいには、日本人じゃない要素があります。
 
英語も人よりちょっとだけ得意です。何も知らない外国人に「Your English is very good」って言われたら、結構ムカつくくらいには英語は流暢だと思っています(笑)
日本に帰って4年(?)くらい経ちますが、今でも普段の生活で頭の中は結構な割合で英語だと思います。
 
そういった経験値もあって、僕が入社して3年連続で僕が担当しています。

過去2年のインターン

1年目(2022年)

この年はFusic内部では衛星データビジネスの突破口が開けた時期ですが、そんなホットなトピックに掛けて、”衛星データを使った地域課題のソリューション開発”をトピックとして渡しました。
 
実際に衛星データにも触ってもらって、3Dモデルを作ってもらったり、
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調査の参考として、地学系で博士を取っているエンジニアに彼女の論文の紹介をしてもらったり、息抜きにAtcoderが好きなエンジニアにコーディングゲーム入門を開いてもらったり、機械学習エンジニアに最近の流行りの機械学習トピックを話してもらったりしました。ランチタイムには、英語勉強中の社員との交流も図りました。
 
また、起業家を志す子達でもあるので、弊社CEOの納富さんにも彼の起業の話をしてもらったりもしました!
インターン最終日の集合写真
インターン最終日の集合写真
納富さんには、2年目・3年目と同じくレクチャーしてもらっています。
3年目には通訳(僕)無しで全て自分の言葉でレクチャー!すごい!
 
 
最終日の発表の様子、めっちゃ反響あったらしい!(僕は行けなかった 😢)
最終日の発表の様子、めっちゃ反響あったらしい!(僕は行けなかった 😢)
 
思い返せば、この時は僕個人も初めての体験だったのですごい一生懸命だったなぁ(笑)

2年目(2023年)

 
この年は諸事情で通常2週間のプログラムが1週間に短縮。1週間でチームビルディングから課題設定、最終的に発表までしなきゃいけないというところで、僕もそうですが学生は相当神経すり減らしたんじゃないかと思います。
(学生たちで回転寿司満喫中)
(学生たちで回転寿司満喫中)
トピックに関しては、1年目の衛星データ活用からより抽象性を上げて「Fusicのテクノロジーを使って、福岡の社会課題を解決してください」にしました。
僕がこういう時だけちょっとドSになる性格ってのもあるんですけど(笑)、学生の主体性だったり、”Think Big”な能力を付けて欲しいなーと思ってあえてチャレンジした年です。
 
Slackを見返していたのですが、この年の子達はめっちゃホワイトボードを活用していました。
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どうしてもそれぞれ母国じゃない言語で会話しないといけないですし、他の企業よりも抽象的で沢山考えて工夫する必要のあるトピックだったのもあって、沢山書いたんだと思います。
 
後半には、体調を崩した子や一身上の都合で母国に帰らなきゃいけなくなった子など、トラブル満載(期間短い割にちょっとハードル上げすぎたせいで、無理しちゃったのかもと反省した)。
日本の自殺問題を弊社サービス360で解決する提案
日本の自殺問題を弊社サービス360で解決する提案
全員揃って発表はできませんでしたが、最終日には本人たちは非常に立派に発表していました!
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3年目(2024年)

年々多忙を極めている僕でしたが、今年の打診をもらった時も「これ、もう自分しかできんやろ(笑)」って感じで3年連続で担当に任命。w
 
もう3年目ともなると匠の域ですね。
2年目に体調崩した子と中々連絡が取れなかった反省も生かして、Day 1には緊急連絡先を教える用意周到っぷり。w
 
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そして、今年は多忙を極める僕のために、1年目に参加してくれた香港の学生がインターンのサポート役として加入!彼女のヘルプは非常に大きかった。。。
一番左が22年のインターン生、本当にありがとう😭
一番左が22年のインターン生、本当にありがとう😭
 
24年は2weekインターンが戻ってきた!🎉 もう何でもやり放題!!!
初日のアイスブレイキングで似顔絵大会を開催して、お互いの似顔絵を描かせてそれをSlackのプロフィール写真に設定させるチューターとしての無茶ぶりを披露!
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鬼畜なのは似顔絵だけではないです!2年目の反省を早くも忘れたのか、今年のトピックは難易度を数段階ブチ上げました!
 
僕の最近の担当領域は、#GenAI と #宇宙 なのですが、「一層のことどっちもやっちゃおう!」ということで、
10年後の未来の宇宙産業がどうなっているかを想像して、未来に起こる宇宙産業のニーズをGenAIを使って解決しなさい
とかいう鬼トピックが誕生。w
 
僕がやれ!って言われても絶対やらないと思う(笑)僕個人、博打的な要素はありましたが、同時に社会人になるとできないThink Bigをやるには持ってこいな題材でもあると思いました。
 
お楽しみコンテンツも沢山いれました!絶賛英語勉強中の
🦍
Tatsuya Yamashita
にはWebシステムの話、
石橋 龍
にはGenAIと衛星データの話をしてもらいました。
他にも英語ランチ開催、フィナーレではCEO納富さんは自ら英語で社長塾もしてもらいました!
 
まだまだ!1日福岡の街を探索して、10年後変わってるだろう景色の写真を取ってきてもらったり、
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(こんな何気ない景色も、学生の想像を聞くだけで見え方が一気に変わるんですよねー)
 
とにかく難しい課題に取り組みながらも、楽しみながらやってもらえるような環境を作りました。
(僕がDay1で学生に伝えたメッセージ)
(僕がDay1で学生に伝えたメッセージ)
 
あと、過去2年の反省として、あまり写真を多く取ってなかったので、沢山写真撮るのもミッションとしました。
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(どれもステキ!😍)
 
トラブルがなかったワケでもないです。8月末、九州では大型台風が来ていた影響もあり、インターン期間の最後2日はリモートとなりました。コロナを経験している世代とはいえ、学生にとっては難しい時間だったと思います。
それらの影響もあって今年も最終日の発表会も全員揃ってのプレゼンはなりませんでしたが、非常にいいプレゼンだったと思います!チューターとしては誇らしい!
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🙇‍♂️
余談: 今年の反省(笑) 最終発表の場でも、各チームのプレゼン後に質問タイムが設けられるのですが、主役の学生の質問時間を差し置いて、社会人(僕)がほとんど全ての発表に対してガチ評論するという事案が発生(笑)
(発表の現場 at エンジニアカフェ in 福岡)
(発表の現場 at エンジニアカフェ in 福岡)
みんな頑張って仕上げてきたのが伝わる分、聞く側の僕としてもよりよいアイディアを届けたくなっちゃった。w

まとめ: なんか節目だよね、そろそろ

 
僕が2021年にFusicに入社以来、厳密に部下(e.g., 新卒営業)と言える人が入ってきてないのもあって、こういう機会は自分自身の成長にとっても非常に大きな経験だなーと思います。
「教える/指導する立場になった時に人は成長する」はまさにその通りだと思ってて、過去3年の僕の成長は彼らのおかげでもあると思います。
 
でも多分自分は次のステージに行かなきゃ行けないし、自分より若手の社員に機会を渡す/作る役割だし、来年も同じようにインターンが来るのか否かも分からないしで、なんか今年の多国籍インターンシップは個人的には最後のつもりでした。
 
いや、分からん!!!なんやかんや来年もそれっぽいもの来たら喜んでやっちゃうかもだし、正直まだ内心分からん部分はあるけど、ふと節目を察したのは事実。
 
本当に節目になるか否かはいずれ分かるとして、本当に楽しかったなー!!!と思います。Fusicでの思い出の中でも本当に大事な思い出の1つ!
QREC運営の方含め、この3年間で繋がった方には感謝でいっぱいです。ありがとうございました!
 
ではでは!


 
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