入社して約2年のタイミングで育休を取得したので、せっかくだからその時思ったことを書きつづろうと思い、執筆しています!(育休中の記憶は無くなるので、思ったことはメモしていました)
前半は「育休期間のリアル」、後半は「Fusicで育休を取って感じたたくさんのこと」について書きます。
文字ばっかりでごめんなさい。先に謝ります!
これから同じような環境に突入する方や、「育休とってどう思った?」「Fusicの育休ってどんな働き方するの?」などと感じている方々の目にとまれば幸いです。
育休開始して
2023年10月下旬に長女誕生!そして育休へ・・・-
長男が約2年前に生まれたときと同じく、出産立ち合い⇒早朝帰宅⇒昼まで寝て半日仕事という育休初日でした。
1人目が生まれたときと大きく違ったのは、出産/立ち合い中、誰が上の子の面倒を見るのかということ。これが子どもが二人いる苦労の第1歩目でした。日ごろから両家の親と仲良くしておくのは大切ですね。
後述しますが、休み期間中は仕事のコミュニケーションツールを見るのは最大2回(朝、夕方)と決めていたので、家族に向き合うことに(ほぼ)全集中でした。
それでもマンパワー的にもメンタル的にも、正直きつかった
最初の1か月は、左目の神経痛がエンドレスでした。その時のメモがこちら↓
- ほとんど家で過ごすので、どんどん社会から切り離されていく感覚(ニュースも他人事)
- 妻は産後、大きな交通事故後くらいの体力(たぶん2くらい)で、メンタルも安定してなくて(あたりまえ)、妻の不満、不安は受け止めるが、自分が吐き出す先がない
- 父親は出産のダメージなくて体力100だと思われてるが、実際は物理的に可能な限り子供の相手や家事、妻のフォローをしてるのでたぶん体力2くらいになり瀕死になる
- 上の子がイヤイヤ期で、ただでさえギリギリなのですぐ怒る、ときに手が出てしまう。イライラを物理的にぶつけられる何かがあった方がいいかもしれない(割っていい皿とか)
- ↑しんどいことの方が多いけど、家族とのこれからの暮らしを考えると心から楽しみで、頑張ろうと思う
さて、こんなメモを書くに至った、1日のスケジュールがこちら。
0時~6時 | だいたい1~2時間おきに起床&授乳のフォロー。1人目で慣れたので、眠いけど眠いだけなので耐えます。 |
6時~8時 | 全員分の朝ごはん作る。長男にご飯食べさせる。食器洗う。長男保育園に送る。とにかく長男は睡眠で体力全快なので、パワフル。保育園に自分から行きたがる日はありません。(着いたら喜んで入っていく) |
8時~12時 | 妻限界により長女だっこ。子供が寝たらその姿勢を可能な限りキープします。余裕があれば洗濯物を回したり、お昼ご飯の準備。授乳期は栄養バランスも大事。 |
12時~15時 | お昼ご飯を片付けたら、何かを進められるチャンス。どこかで長女の沐浴をします。 |
15時~18時 | 長男のお迎え後、2時間くらい大好きな公園やイオンで遊びます。うまくいけば食材とか買って帰る。嫌がるので帰宅も一苦労。(ジュースやお菓子ばかりあげて、妻からよく叱られます) |
18時~21時 | 晩御飯作る。食べさせながら自分も食べるので、基本は冷たいご飯を1時間くらいかけて食べます。長男の気分次第で先に風呂にいれるか、食器洗いをするか。とにかくテレビやYouTubeを見せて時間を稼ぎます。が、くっついて遊んでないとちょくちょく怒って連行されます。 |
21時~24時 | 長男寝かしつけタイム。長女が泣き出さないことをとにかく祈ります。スムーズな時は、カエルのうたとかを20回くらい歌っているうちに寝てくれます。 |
御覧の通り、その日を過ごすことで精いっぱいみたいな日がほとんどです。
よくあるブラック企業もびっくり、ほぼ24時間勤務&無休です。(我が家の場合)
そういえば、これまでは育休って育児休暇だと思ってましたが、育児休業と知りました。
たしかに休暇の「暇」たる要素はない。
家族と向き合いながら、とにかく狭い世界で生きて視野狭窄になる一方で、
ふと将来のことを考えたりする瞬間があります。今思うと、自分の人生とも向き合っていたんだなと。
育休制度と働き方、会社とのつながり
ここからはそんな育休ライフを過ごす中で考えたこと、感じたことをまとめています。
100%個人の感想で、特定の思想、信条に対して攻撃したり、特定の立場の方を否定するような意図はありません。何卒ご理解を。
まずは会社とのつながりについて
上述しましたが、育休に入るまでの数か月間、引継ぎ、事前段取りばかりして、育休に入ったら仕事のコミュニケーションツールは意識的に見ないように過ごしました。
(が、復帰して思った。もっと細かく文字に起こしておくべきだったなと・・・ごめんなさい!)
というか、見ているチャンネルだけでも1日に数百件以上のやり取りがあるので、DM以外は確認できません!育休中のメンバーにはDMで連絡、というルールを作ってもいいんじゃないかな。
それは置いておいて、育休中に会社に対して持った感情は、「本当に」集中できる風土や環境があることに対する感謝と尊敬でした。
とにかく会社のみんなが笑顔で送り出してくれます。おめでとうと声かけてくれます。何かあってもなんとかするからと言ってくれるバックオフィスのメンバーがいます。
ほんとは仕事増えて大変、自分だって長期休暇取りたい、何か起きたらどうしよう、と自分だったら考えて態度に出してしまいそうなものですが、そんなことを感じさせない人たちばかり。
シンプルに長く働きたい会社だなと思いました。
社員それぞれの人生や生き方を尊重する文化がある。
これからもたくさんのライフイベントに向き合っていきますが、きっと応援してくれる。だから、自分もそういう機会がくれば、心から応援する。
でも仕事の時は馴れ合うことなく、建設的な議論が飛び交います。ちゃんとドライな部分もある。
(Fusicのメンバーのことをもっと知りたいと思った方はぜひ↓ ご覧ください!)
たった2年ですが、こんな風に会社とのつながりを感じられるのは、すごく貴重なことなんだろうなと。
一方で、わがままな働き方し過ぎかな・・とか、対処の仕様がない不安に駆られることもしばしば。
次に、育児休業制度について思うこと
1点だけ、育休制度の前に、この制度に関わりの深い”保育短時間”という制度のことを書きます。
ぜひ読んでいる皆さんもこの制度について知ってほしいです。
保育園の場合、第2子の産後・育休期間は、第1子を預けられる時間が11時間/日 →8時間/日に減少します。(自治体にもよります)
ん?保育園に預けてる間、寝てる訳ではなく子どもの世話や仕事をしてるのに、預けられる時間が減る理由はなんだろう・・?
ただでさえ母体は交通事故みたいな状態で、環境が許せば子どもを預けて寝たいくらいなのに?
家にいるんだから基本、自分の子の面倒は見なさいよ、という国の方針なのかな。ほんと誰か何とかしてほしいもんです。
実際、16時に上の子が帰ってきてからの戦場タイムが長い。そして、妻が職場復帰するまでこの戦は続きます。大人1:子供2は結構大変。(1:3とかどうなるのか)
また、「基本的に16時に仕事終えて帰宅」は現実的じゃない。(朝も保育園は8時から)
そんなときに”フルフレックス×リモートワーク可”という制度は救いの神です。16時に帰っても、体力が許す限り、夜にリモートワークすればよし。
でもリモートできる環境の人ばかりではないと思うので、世の中の親たちどうやってんの??と疑問を持ち続けてます。
そして、男性も取得義務化でいいと感じてます。最低2か月。
主な理由はこちら。
- 核家族があたりまえの昨今、母親ひとりで子育てとか現実的じゃない。昔は支えてくれる人がいたはず。(晩婚化で親も高齢だったりしますよね)
- 40年近く仕事をする中で、〇か月という単位で仕事から離れる機会はそうそうない。日本は生産性が低いと言われて久しいですが、これくらい離れると、かえって仕事へのモチベーションも上がった気がする。
- 一次的に業務はひっ迫するが、制度や団結力などで乗り越えられる会社が生き残る、で良い。
色々考え方はあると思いますが、家族で力を合わせて大変な期間を乗り越えることが、長い目で見ると家庭にとっても会社にとってもサステナブルなのかなと。
最後にこれからの働き方について思うこと
1つだけ、書いている今も思うことがあって、
これまで仕事80:プライベート20とかのバランスで生きてきて、
子供が生まれたらいきなり仕事45:家庭50:プライベート5くらいになって。(家庭によるけど)
仕事に80注いだからこそ成し遂げたことも多くて、でもそれが保てなくなる。
それならと家庭を20にしたりすると、5年後10年後には仕事もうまくいかなくなって20とかになっちゃいそうで。
これを書いている今、33歳なんですが、あと30年以上働くはず。こどもが中学生になったときでも、あと20年くらい働く状況。まだ前半なのに疲れてはいられないですよね。
こどもが「あそぼー!!」と言ってくれるのも、くっついて寝てくれるのも今だけですし、これから数年は家族に向き合う時間をたくさんとります。
あれ?どうやって生計を立てていけばいいんだ??
限られた時間で、同じ土俵で、十分に会社貢献して評価をしてもらうには何をすれば?
仕事したい気持ちはあってもときどき体がついていかない。無理は良くない。小さい子がいるうちは、キャリアアップはやっぱり難しいのかなぁ。
同じことを感じている人がいたら話したい。先輩方には、ぜひコツを聞きたいです。
こんなことを思ったりもしますが、現実を見て、できる限り努力はします。
こどもが大きくなってから、また仕事に80を向けられる生活もどこかで楽しみにしています。
長々と書きましたが、育休のリアルを感じていただけたでしょうか?
どこかに気づきや学びがあれば嬉しいです。
現在進行形でたくさんの方、特にチームメンバーには迷惑かけっぱなしですが、みなさま今度とも末永くお付き合いよろしくお願いします!
Want to know more about what we do? Check out the articles below!
Fusic News
Fusicってなんしようと?
Fusic Tech Blog
fusic.fm
Fusicオープン社内報へ戻る
